佐合島
ようこそ佐合島へ

佐賀漁港から南西へ約2キロメートル、瀬戸内海国立公園内にある美しい自然の島です。北と南に100メートルを超える山があり、ほとんどが丘陵傾斜地で平坦地は5%程度です。
島の歴史は古く、島の名は慶長5年(1600年)の検地帳に記されています。平成19年4月2日現在の人口は43人ですが、天保13年(1842年)には694人、明治22年には975人の人口を数えました。
「写真は佐合島の全景」
きれいな海と山の緑

渡船「ましま丸」を下船して島に入ると、タイムスリップしたような懐かしい雰囲気になります。澄み切った海と白い砂浜、ゆたかな緑にすっぽり包まれたような感じです。
定年後、この美しい島に里帰りする人も多く、岩場でのフィッシングや、夏場は海水浴客もたくさん訪れます。
海岸線には、ハマボウフウ、ツルナ、アシタバ、オカヒジキなどが自生しています。
「写真は島内の風景」
久保白船(くぼはくせん)の故郷

佐合島は久保白船(1884~1941年:俳人・水彩画家)の生まれた地です。
白船は明治17年佐合島の醤油醸造業の家に生まれ、県立山口中学を卒業すると家業を継ぐため佐合島に帰り、仕事のかたわら句作に励みました。
明治44年荻原井泉水の自由律俳句誌「層雲」の同人となり、中学校以来の友人種田山頭火や、田布施町の俳人江良碧松とともに活躍しました。
昭和初年には日本水彩画会に入選するなど絵画の面でも才能を発揮しました。
代表作に
「海の青さ山の青さに雲重なれり」
「踞ればふきのたう」
などがあります。
現在も島内には、白船の生家跡地が残されています。
「写真は久保白船」
佐合島へのアクセス
平生町中心部から県道光-上関線を上関方面へ約15分、名切バス停付近からさらに海岸方面へ向かうと、佐賀漁港があります。そこから渡船で約8分です。
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