白鳥古墳出土品

更新日:2024年03月29日

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円形で一部欠損しており、鏡背には模様が施されている二神二獣鏡の写真

白鳥古墳は、熊毛郡平生町熊毛半島の中央部にある全長120メートル、前方部幅62メートル、後円部直径64メートル、高さ8メートルの前方後円墳で、平生町佐賀の海に延びた舌状丘陵の上にあります。江戸時代白鳥神社の社殿建築の際、発見されました。

古墳時代中期(5世紀)、瀬戸内海航路の東の重要な拠点に置かれた周芳国(7世紀末に周芳から周防に改称)の支配者の墓と考えられています。

この古墳がある丘の東側の部分には幅20.8メートル、深さ2.1メートルの周濠(周りのからぼり)があり、この周壕を含む約8,000平方メートルの地域が県の史跡に指定されています。

出土品には、日本製青銅鏡である四神四獣鏡1面と二神二獣鏡1面があり、ともに畿内から配布された鏡と考えられています。そのほかにも、武器・武具(鉄刀3、巴形銅器5)、農工具(鉄斧5、鉄すき先1)、装身具(碧玉製管玉11)、埴輪(家形埴輪4、筒形埴輪4)があります。

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