般若寺木造金剛力士立像
平生町大字宇佐木の真言宗御室派、神峰山・用明院、般若寺の正面には仁王門があり、その両脇に金剛力士像2躯(く)があります。
阿形(あぎょう)は像の高さ231センチメートルで、総体に穏やか相好で動勢を控えた体制には自然観があり、吽形(うんぎょう)は高さ229センチメートルで、全面の裳裾がまくれあがり、両足にからまる形成は珍しいといわれています。
どちらも、像立当初の檜材を約8割も残し、確かな造形、巧みな作技、制作様式などから、鎌倉時代中期に造られたと思われ、歴史的に貴重であるため、平成11年4月20日に平生町指定有形文化財(彫刻)に指定されました。
更新日:2024年03月29日