大規模盛土造成地マップ

更新日:2024年03月29日

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はじめに(宅地耐震化推進事業)

平成7年(1995年)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大地震)、平成16年(2004年)の新潟県中越地震、平成23年(2011年)の東日本大震災などにおいて、大規模に盛土造成された宅地で滑動崩落による被害が多発しました。国においてはこのような宅地地盤災害を未然に防止または軽減し、宅地等の安全確保を目的とした宅地造成等規制法を平成18年(2006年)に改正しました。あわせて、滑動崩落を防止するために必要な調査や工事などを支援する宅地耐震化推進事業が創設されました。

山口県では国が推進する総合的な宅地防災対策の一環として、国のガイドラインに基づき大規模盛土造成地の概ねの位置と規模を示したマップを作成しました。防災情報の1つとして活用してください。

大規模盛土造成地とは?

次のいずれかに該当するものを大規模盛土造成地と言います。

  1. 谷埋め型大規模盛土造成地
    谷を埋め立てた宅地で、盛土の面積が3,000平方メートル以上の盛土造成地
  2. 腹付型大規模盛土造成地
    傾斜地盤上に盛土した宅地で、盛土する前の地盤傾斜が20度以上の急な斜面で、かつ、盛土高さが5メートル以上の盛土造成地
国土交通省「わが家の宅地安全マニュアル」に記載されている谷埋め型大規模盛土造成地と腹付型大規模盛土造成地のイラスト

滑動崩落とは?

地震時及び降雨時等に造成宅地において、盛土全体または大部分が、主として盛土底面部を滑り面として、旧地形に沿って流動、変動、または、崩落する現象です。

国土交通省「安心・安全なまちづくりのためにー宅地耐震化の取り組みについてー」に記載されている滑動崩落の様子を描いたイラスト

大規模盛土造成地マップとは?

大規模盛土造成地マップとは、宅地の造成前と造成後の地形図などを重ね合わせ、その標高差から抽出した大規模盛土造成地の概ねの位置とその範囲を示した図面です。

この大規模盛土造成地マップは、大規模盛土造成地の存在を知っていただくことにより、町民の皆様の防災意識を高めていただくことを目的としており、マップに示された箇所が、地震時に必ずしも危険というわけではありません。

大規模盛土造成地マップを確認する

大切な宅地のチェックポイント

宅地の災害を防ぐためには、日頃からご自宅の宅地や周辺の擁壁、斜面などに目を配り点検をすることによって、宅地被害の前兆となりうる異常を早く発見できます。

次のリーフレットを参考にしてください。

今後の流れ

山口県では、平成31年度に県内すべての市町のマップを公表し、それらをもとに危険個所を優先的に調査する第二次スクリーニング計画を策定する予定です。

参考:第二次スクリーニングとは、現地調査及び安定計算により滑動崩落の恐れが大きい大規模盛土造成地を抽出するものです。

問合せ先

山口県建築指導課

〒753-8501 山口県山口市滝町1番1号(山口県庁12階)
電話番号:083-933-3830

平生町建設課 住宅建築班

〒742-1195 山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1
電話番号:0820-56-7118
ファックス:0820-56-7119

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