教育委員会の刊行物

更新日:2024年03月29日

ページID: 849

明治維新の志士 『白井小介』(リーフレット)

明治改元150年を記念し、平生町所縁の明治維新の志士『白井小介』のリーフレットを作成しました。

楕円形に切り取りされた白井小介の白黒写真とその一生涯を説明した文章が記載された、明治維新の志士 白井小介と題された黄土色のリーフレット

白井小介(小助・素行・飯山)

小介は、文政9年(1826年)儒学者白井弥蔵の長男として萩に生まれました。明治維新の志士で、短槍の名人、鉄砲の権威者であり周南の独眼竜とうたわれました。
吉田松陰が江戸に収監された際には、金品を差し入れ、松陰死後は、高杉晋作らとともに尊攘運動に奔走、第一奇兵隊の参謀や南奇兵隊の総督を務め、四境の役・大島口の戦いや戊辰戦争では、数々の武勲をたてました。
明治3年には、平生町田布路木に隠棲し、飯山塾を開いて子弟の教育にあたり、明治33年には、従五位に叙せられ、明治35年77歳の生涯を終えました。

  • 発行:平生町教育委員会(2018年5月)
  • 配布場所:平生町役場、平生町教育委員会、平生図書館、平生町歴史民俗資料館、阿多田交流館、各地域交流センター

平生町 郷土かるた

このかるたは、子ども達が郷土を愛する気持ちを育むため、佐賀・平生小学校の6年生が、各学校において平生町の歴史や史跡を調査、学習し、文や絵を考えました。

みなさんも楽しみながら平生町の郷土について学んでください

白い平台の上に、読み札と取り札に分けて、あいうえお順に並べられた平生町郷土かるたの写真
  • 発行:平生町郷土史研究会・平生町教育委員会{2018年(平成30年)3月}
  • 文案:佐賀小学校6年生・平生小学校6年生(平成27年度)
  • 作画:佐賀小学校6年生・平生小学校6年生(平成28年度)
  • 販売場所:平生図書館、平生町教育委員会、阿多田交流館
  • 価格:1,500円

懐かしい平生町の町並み図(昭和40年頃)

昭和40年頃の平生町内全域について、商店や諸施設を、平生・大野・曽根・佐賀地域ごとに地図にしてまとめたものです。

また、昭和時代の「いわし網元・網代・魚見櫓」を地図にしたものや、昭和20年に阿多田半島にあった「平生特攻基地配置図」も収録されています。

横長の長方形で、黄色い和紙のような色合いの、懐かしい平生町の街並み図(昭和40年頃)と題された地図の表紙

(「はじめに」から抜粋)

昭和40年頃というと、平生町が工業整備特別地域に指定された年で、昭和38年に習成小学校・曽根小学校・大野小学校を統合して、平生小学校が発足し、現在の場所に校舎を新築工事中の時でした。(昭和40年3月落成した。)そしてこの前後に多数の企業が進出して来ており、町の中は新しい力があふれ、一つの隆盛の時代であったと言ってもよいものでした。

この地図を作成するにあたって、はじめは楽観視していましたが、実際に取り組んでみると、資料が乏しく、昭和16年頃の地図と、現在の地図とを元に、家々を聞きまわって記入する方法が主なやりかたでしたので、正確さにおいて十分とはいえないものになったことは否めません。

それでもやらなければならなかったのは、やはり今をおいて、50年近く前の、昭和40年頃の地図はできないと判断したからです。皆様方どうぞ、この町並み図をご覧いただいて、なつかしく思い起こしていただければ幸いです。

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(2014年3月)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:900円

懐かしい平生町の町並み図(昭和16年頃)

昭和16年頃の平生町内全域について、商店や諸施設を、平生・大野・曽根・佐賀地域ごとに地図にしてまとめたものです。

横長の長方形で、青い和紙のような色合いの、懐かしい平生町の街並み図(昭和16年頃)と題された地図の表紙写真

(「はじめに」から抜粋)

平生は地下上申絵図に見られるように、既に江戸時代中期には、家並を形成しているところがありました。そして明治時代には、平生村と呼ばれていたところが、県内でも数少ない町制を認められ、商店が軒を連ねていて、とても栄えていたところでした。郡役所も置かれていました。

ここでは昭和16年頃の平生町内全域について、商店や諸施設を取り上げる事と致しました。その訳は、この年の暮れに太平洋戦争が始まっており、まさに古き良き時代を残している、ぎりぎりの年であったと考えられるからです。

なお、この地図の一部については、平成15年の初頃に、すでに本研究会において作成していた「むかしの平生町・商店図(昭和16年頃)」を基にしております。

そのようにこの本は、ただ2年間の研究ではなく、幾年も幾年もかけて作り上げられた、平生町郷土史研究会が誇りうる貴重な果実であると思います。

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(2010年6月)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:840円

平生町 地名の由来

「平生町 地名の由来」は、「熊毛」「平生」や町内各地の地名について、その由来を、多くの文献や著書、それぞれの地域に住む古老の話などをもとに収集整理されたものです。

縦長の長方形で、白地に赤い線が波打ったような色合いの、平生町地名の由来と題された本の表紙

目次

発刊にあたって、はじめに、熊毛郡平生、宇佐木・平生村・竪ヶ浜地区、大野地区、曽根地区、佐賀地区、平生町地図、参考文献、あとがき

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(2007年11月3日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:940円

ふるさとの自由律俳人 久保白船

本書は、俳句の定型や季語にこだわらない自由律俳句を残した、すばらしい郷土佐合島出身の俳人、久保白船の生涯や句集などを冊子としてまとめたものです。

ぼんやりと海に浮かぶ島々が描かれた、ふるさとの自由律俳人 久保白船と題された本の表紙

(「あとがき」から抜粋)

白船の句の、主なものは、白船没直後にできた句集の「ふきのたう」(代表句「踞(うずくま)ればふきのたう」に因んだもの 徳山動物園前に句碑)に、精選された約800句がまとめられています。それと重複しますが、今回は主として「層雲」の中から、約2,700句を集めることができました。

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(2003年10月22日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:3,000円

続編・ふるさと平生町の石造文化

先に刊行した「祠やお地蔵さま」などを中心とした平生町内の石造物を紹介した「ふるさと平生町の石造文化」の続編として、町内の橋や石垣、神社仏閣の手水鉢や百度石等、数多くの石造物を調査し刊行したものです。

中央の欄干が緩やかなアーチ状を描いた石造りの太鼓橋奥に、海に浮かぶ百済部神社の白い鳥居へと繋がっている様子のイラストが描かれた、続編・ふるさと平生町の石造文化と題された本の表紙

(「あとがき」から抜粋)

平生町のふるさとの石造文化第一集(野辺の石仏と祠をたずねて)は、平生町に現存する石仏、石祠の現状を調べ、主として現在の民間信仰の実情を把握せんとしたもので、教義教団にもとづく宗教法人の石造物については別扱いとすることとした。

しかし神社仏閣に奉納されている多くの石造仏を除いては、平生町の石造文化と銘をうつことはその質・量ともに不十分といわれても仕方のないことである。

そこで研究委員の方々の熱意をバネに、更に第二集として神社仏閣の石造物の調査研究をすることとした。

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(1996年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:2,500円

ふるさと平生町の石造文化 ―野辺の石仏と祠をたずねて―

平生町の野辺に散在している石仏・石祠の中で、かつては地域の方々の信仰や祈願の対象として支えられていたと思われるもの。あるいは、現在も依然として地域の多くの方々の厚い信仰心に支えられ温かく世話されているものを対象として調査し、刊行されたものです。

田畑に囲まれた道の角に、石碑と台座に鎮座した石仏が佇んている様子が白黒で描かれた、ふるさと平生町の石造文化と題された本の表紙

(「発刊に寄せて」から抜粋)

私達が何気なく目にする、野辺の石仏や祠からふと自分の生活をふり返り心が洗われる思いがするのは多くの人々の体験としてもあるのではないでしょうか。このようなことから考えますと、石仏や祠に対する信仰もしあわせに、よりよく生きるための地域における精神文化として伺うことができます。

だが、よく見かける「野辺の石仏や祠」も、どのような由来で、いつごろつくられたものか、そして町内のどのような場所に、どれぐらいあるかは一般的にあまり知られていません。また、時移り人変わり、これらのことが不明になっているものも多いのではないかと思われます。それだけに調査については御苦労も大きいものがあり貴重な記録であります。

  • 編集:平生町郷土史研究会
  • 発行:平生町教育委員会(1994年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:2,000円

続編 ふるさと平生町の民話と伝説

町村合併30周年記念で発刊された「ふるさと平生町の民話と伝説」に収めきれなかった民話や伝説が、続編として刊行されたものです。

首を上げ、まっすぐ上を見上げる黄土色のストライプ柄の着物とグレーの袖なしの羽織を着た男性の左肩に、黄金色の立派な狐が乗っているイラストが描かれた続編・ふるさと平生町の民話と伝説と題された本の表紙

(「発刊によせて」から抜粋)

第一集が刊行されたとき、収録された一編一編の作品を読み重ねながら遠い先人たちの生活とその心に触れて、深い感銘を覚えたことを、今、思い起こします。それは祖先の人々が、はかり知れない自然の恩恵や尊厳さを、ひしひしと体験する中で、敬虔な「畏・敬・祈」の心をしっかりと育み続けて、親は子に、老人は若者へと、その「心」と、社会や自然の「おきて」をきびしく教え諭し、「強く、正しく、心やさしい」人間としての生き方を、若者たちの未来のために示唆し続けたであろう。そのひたむきさに、今を生きる者の「洗われる」ような感銘でした。

この続編は、本町の風物詩を挙げて、生活史の流れをたどらせます。伝承された俚諺(りげん)も収録されています。伝承には、長い経験の中でろ過されてきた教訓と知恵があります。

町民の皆さんが、本書を多面的に生かしてくださることを祈り願います。

  • 編集:平生町五月会
  • 発行:平生町役場、平生町教育委員会(1991年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:700円

般若姫物語

「般若姫物語」は、大和時代において近畿から九州に及ぶ広範囲を舞台とした大ロマンであり、実話が各地で大事に語り伝えられていますが、本書は、平生町の神峰山般若寺に、代々門外不出だった秘本である「満野長者旧記」三巻を解読し、刊行されたものです。

白地に朱色の文字で般若姫物語の題字と牛の背中に乗った人のイラストが描かれた表紙

(「まえがき」から抜粋)

この満野長者、般若姫伝説は通読して、他の古い物語に比して決して劣らぬ一大ロマンである。平家物語や他の戦記物などのように美文ではないが、悲恋あり戦争あり、誰が、何時作ったかは不明であるが、すばらしい構想をもった物語であることに頭をさげたい。巻末に「資料編」として当地の関係文書を、許可を得て転載し、読者のためにただこのロマンを楽しむばかりでなく、今後の研究の参考資料に供したい。

  • 編集:平生町郷土史調査研究会
  • 発行:平生町教育委員会(1990年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:1,500円

明治維新の志士 白井小介

平生町所縁の明治維新の志士「白井小介」についてまとめられた歴史書です。

白井小介の顔写真を背景に、明治維新の志士 白井小介と題された本の表紙

(「発刊にあたって」抜粋)

明治維新と言えば、薩長土肥の藩士たちの活躍が彷彿とするが、長州人である私たちには、とりわけ、松陰門下の志士たちの働きが、その固有名詞とともに思い浮かぶ。その時、高杉晋作、久坂玄瑞、村田蔵六(大村益次郎)、桂小五郎(木戸孝允)、伊藤俊輔(博文)、井上多聞(馨)、山縣有朋、等と、十指に余る長州志士の名を列挙しながら「白井小介」の名を加える者は極少であろう。

第二次征長戦は、別名四境戦争ともよばれる。周防大島への幕艦の砲撃によって戦端は開かれ、続いて、芸州口、石州口、小倉口と陸戦が展開された。長州藩は各隊、住民一丸となって、四境から攻め寄せる幕軍を迎え撃った。その邀(要)撃作戦を計画、立案したのが大村益次郎である。本書を通して、「小介と晋作」に加えて、「小介と第二奇兵隊」、「小介と益次郎」「小介と大島口の戦い」その後の「小介と山縣有朋」と、小介の史上偉大な位置、功績、人となりが、町民の一人である私の心を息吹かせる。

  • 編集:平生町郷土史調査研究会
  • 発行:平生町教育委員会(1990年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:1,000円

一門六家 大野毛利氏と平生開作

寛永14年(1637年)から明治維新まで230年間、9代にわたって、この地方を治めていた「大野毛利」について、かつて「大野毛利」の存在したことが忘れられつつある状況下で、「大野毛利」の発掘という意味から昭和57年7月12日に「平生町郷土史調査研究会」で発足したで「大野毛利調査研究部会」により、資料収集・研究がすすめられ、昭和63年3月31日に発刊されたものです。

白い背景に、一門六家 大野毛利氏と平生開作の題字が縦書きで記された本の表紙

(「序文」から抜粋)

平生町内は、江戸時代即ち徳川幕府のもとにおいて、佐賀地区は毛利本藩、曽根・大野地区並びに平生のほぼ全体は大野毛利、竪ヶ浜地区は岩国吉川藩の領地であり、長州全体が本藩並びに四支藩と一門六家で統治されていたため、その頃の歴史を紐解くのは、なかなか複雑で困難なことでありました。

平生町歴史・文化の観光開発にあたり、特に近世の遺構は大野毛利氏によるところが大きい訳ですが、平生中心部の干拓、二階川や南蛮樋門建設などの歴史を理解するためにも大野毛利氏を明確にしておくことも肝要でありました。

また、大野毛利氏は、各分野に行き届いた施策がなされ、教育面も熱心であり、萩の明倫館と並ぶ弘道館が平生にあったことを思いますとき、地域の充実が感じられます。

  • 監修:小川 国治
  • 編集:平生町郷土史調査研究会
  • 発行:平生町教育委員会(1988年3月31日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:2,000円

大むかしの平生-平生町歴史民俗資料館解説-

平生町歴史民俗資料館に展示されている平生町にある岩田遺跡(縄文時代)出土品をはじめ、弥生時代、古墳時代、奈良時代以降の歴史・民俗・考古などに関する貴重な資料についての解説書です。

遺跡や古墳から出土された土器のモノクロ写真を背景に、大むかしの平生と赤文字で題された本の表紙
  • 編集:平生町教育委員会
  • 発行:平生町教育委員会(初版1987年3月1日、再版1994年3月1日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:500円

ふるさと平生町の民話と伝説

町村合併30周年記念として平生町で古くから語り継がれてきた民話や伝説をまとめた本です。

月代姿の男性が、腰を丸め前のめりで和傘をさしている様子のイラストが描かれた、ふるさと平生町の民話と伝説の表紙

(「序」から抜粋)

ここに収録された民話や伝説も、先人たちの残した貴重な文化遺産です。急激に変化する社会環境の中で、これらの純粋で素朴な民話や伝説が、家庭団らんの資となるだけでなく、子供たちに、社会のきまりや、自然の尊さ、怖さなど、「畏・敬・祈」の心を育て、「正しい生き方」、「明日に生きる心」のよりどころを教えてきたに違いありません。町民の皆さんが、この貴重な民俗資料を、ふるさとの心として、祖先の生活をしのび、その心に触れて、親子の対話を深め、愛郷の心と人づくりに役立たせてくださることを祈って止みません。

  • 編集:平生町五月会
  • 発行:平生町役場、平生町教育委員会(1985年11月2日)
  • 販売場所:平生図書館(貸出も可)
  • 価格:700円

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