アスベスト(石綿)について

更新日:2024年06月26日

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アスベスト(石綿)は、耐火、耐熱、防音等の性能に優れた天然の鉱物であり、安価で加工しやすいことから、建築材料に多く使用されてきました。
しかし、吸引することにより肺がんや中皮腫などの健康被害を引き起こすため、現在は、製造・使用等が禁止されていますが、過去に使用されたものの多くは建築物等に残存しています。

解体やリフォーム工事の際、建物にアスベストを含む建材が使用されていることがあります。

注意が必要な状況・作業等

  1. 解体等工事の粉じんが気になる場所に、長時間いなければならない場合。
  2. 一部倒壊した建物の屋内あるいはその周辺で作業を行う場合。
  3. がれき等の移動や撤去を行う場合。

暴露防止のための対策方法

  1. 防じんマスクを装着する。
  2. むやみに解体現場には近づかない。
  3. スレート等のアスベストが含まれている可能性がある建材(表1を参照)については、破砕・切断等の粉じんが発生する作業を極力行わない。破砕・切断等を行う場合及び当該建材を含むがれきの移動・撤去の際は、出きる限り散水することにより湿潤状態にし、粉じんの発生を防ぐ。

注意:DIY 等で住宅等の改造・補修等を行う場合や台風等での飛散物の片づけ等の際にもアスベストに注意しましょう。

住宅に使われている主なアスベストの含有建材(例)

アスベスト含有建材(表1) 
使用部位 建材の例
屋根 化粧スレート、スレートボード
外壁、内壁 仕上塗材
外壁、軒天 けい酸カルシウム板、サイディングボード
居住内(床など) クッションフロア、ビニル床タイル、巾木
内壁、天井 けい酸カルシウム板、ロックウール吸音天井板、壁紙(接着剤)

改造・補修等を実施する前に事前調査の実施をしましょう。

アスベストの飛散防止のため、建物の解体改修工事を行う際には事前に、建材にアスべストが使用されていないか確認する、「事前調査」が必要です。 アスベストを使用している疑いがある、材質が明らかではない場合は、ご自身で建材を壊したり、切断する等はせず、専門業者などに相談するようにしてください。
注意:アスベストを使用している建材であっても、加工等をせずにそのまま使用する場合はアスベストが飛散することはほとんどありません。

リフォームや解体を業者に発注される場合

工事を発注する際は、事前調査に使用する設計図書等の提供や、適切な費用の負担等をお願いします。

解体工事・リフォーム業者の皆さんへ

大気汚染防止法が改正され、解体工事等における石綿の飛散防止対策が強化されています。 石綿含有成形板等を含む全ての石綿含有建材が規制対象になり、一定規模以上の解体工事等について、事前調査の結果を県に報告することが元請け業者または自主施工者に義務付けられています。

アスベストについて、詳しく知りたい方はこちらのサイトもご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

環境政策室
〒742-1195 山口県熊毛郡平生町大字平生町210-1
電話番号:0820-56-7126
ファックス:0820-56-7123
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