土手町南蛮樋

更新日:2024年03月29日

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地面に石畳、両側に石が積まれて出来た壁、奥に樋蓋が見える移築復元された土手町南蛮樋を正面から写した写真

大野毛利氏が行った平生開作は、堤防を築き、海水を堰き止め、広大な140ヘクタールの干拓地を造りました。そして、この開作の雨水排除の方法として、当時最先端の技術で造られたのが「南蛮樋」といわれるものです。

この樋門の特徴は、それまでの唐樋と違い、ロクロの心棒部分と樋門の樋蓋を縄でむすび、鉄製のハンドルを回すことで、樋蓋を上下させることで樋門を開閉させる当時のオランダ最新技術を使ったところです。

そのため、南蛮渡来の技術を使った樋門ということで「南蛮樋」(またはナンマン樋)と呼ばれました。

熊川河口付近に建造されていた南蛮樋は「土手町南蛮樋」として平成2年11月6日山口県有形民俗文化財に指定されました。

熊川の河川改修工事のため撤去されましたが、南蛮樋の文化財としての価値を保全するため、平成27年12月に移築復元されました。

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